この記事は、THCV(テトラヒドロカンナビバリン)とは何か、ついて解説しています。
THCVは既に国内では規制されており違法な物質ですが、食欲抑制や発毛など様々な効果が科学的に示唆されているレアカンナビノイドになります。
また、規制されていないクリーンなカンナビノイドの製品を試したい方は、機能性テルペンの配合でトータルカンナビノイド濃度を70%まで高めたベイプ商品をお試しください。
1. THCV( テトラヒドロカンナビバリン)とは
THCV( テトラヒドロカンナビバリン)とはカンナビノイドと言われる大麻成分の一種で、THC(テトラヒドロカンナビノール)と類似の化合物を指します。
THCVは1973年に発見されたもので、その優れた効果に期待が集まっていますが、大麻の中では非常に僅かな量しか含まれていません。
その希少性からTHCVは単体で売られていることはほとんどありませんでした。
また、THCVはTHCと同様にカンナビノイド受容体CB1およびCB2に作用し、人間のエンドカンナビノイドシステムに影響を与えます。
※エンドカンナビノイドシステムは食欲、痛み、免疫調整、感情制御、運動機能、発達と老化、神経保護、認知と記憶などの機能をもち、細胞同士のコミュニケーション活動を支える身体調節機能
詳しくは下記をご覧ください。
【上級編】CBDの作用メカニズム、エンドカンナビノイドシステム(ECS)詳説
2. THCVって合法?違法?
THCVは2023年9月現在、規制はされており、日本国内では違法となっています。
2023年8月31日に指定薬物とする省令が公布され、9月10日に施行される運びとなりました。(省令の公布の日から起算して10日を経過した日である2023年9月10日に施行されるため)
施行後は、THCVの物質を含む製品の製造、輸入、販売、所持、使用等が原則禁止となっています。
また現時点で、どのカンナビノイドが規制されているのか、網羅的に知りたい方は以下をご覧ください。
加えて、個別成分ごとに、規制状況や効果・機能性等を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
THCAとは何か?違法?合法性や効果機・能性等について解説!
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「Chilling High」(通称:チルハイ)は「健康的な楽しい交流」を実現するためのドリンクとして生まれました。
アルコールを飲めず酔えない、飲み過ぎて酷い二日酔いを感じた、といった経験はないでしょうか。
嗜好品の歴史は古く、リラックスして会話をしながら人間同士の深い繋がりを生むことは、人々の生活において不可欠です。これまで代表的な手段はお酒でしたが、その代替品として、新たな嗜好品として大麻由来の天然成分(CBDとCBN)を含むドリンクを開発しました。
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3. THCVの様々な効果
3-1. ハイ(精神活性作用)になる効果は証明されていない
結論からお話しすると、THCVはTHCのようなハイ(精神活性化作用)の効果があると証明された研究は人間を対象にしたものでは見つけられませんでした。
THCVで検索すると、「THCよりは弱いが精神活性化作用がある」という記事がいくつか出てきますが、情報のソースは現在確認できておりません。
しかし、2008年の論文ではTHCVは高用量でTHC同様にCB1受容体作動薬として機能することが記述されています。マウス研究においては、多量のTHCVの投与で精神活性化作用が確認できたとされています。
またこちらの論文では、低用量のTHCVの投与によりTHCの作用を防ぐCB1拮抗薬になると記述されており、THCの過剰摂取による課題などを防げる可能性があることも示唆されていました。
高用量と低用量で効果が異なるようです。
3-2. 食欲を抑える効果
THCVには、食べ過ぎを抑える食欲抑制効果もあることが示唆されています。食欲を刺激すると知られているCB1受容体を不活性化することで、食欲抑制効果が期待できます。
実際に、2023年9月10日の規制以前に試作していた弊社のベイプ利用者からは、「暴飲暴食が抑えられる体感がある」といった声も集まっていました。
無理なく痩せたい方には救世主となり得る物質で、今後アメリカ等で注目を浴びる可能性はありそうです。
出典:https://shop.tokyo-mooon.com/blogs/thesis/thcvappetitesuppression
3-3. 発毛効果
THCVには、局所塗布することで高い発毛効果があり、AGAに有効であることも研究で明らかになっています。
フィナステリド、ミノキシジルを用いた既存の治療法よりも効果が高い可能性があるとして、新たな発毛剤としての応用が期待されています。
こちらも薄毛に悩む方にとっては、非常に魅力的な効果であり、海外での製品応用等が進む可能性があります。
出典:THCVが男性型脱毛症(AGA)に有効といわれる根拠①
3-4. THCVで禁煙が成功しやすくなる!?
また、THCVの興味深い論文として、THCVが坑ニコチン効果を持っているというものもあります。
2019年の論文ではマウスの研究において、THCVが中毒性の高い薬物などの成分に対して抗中毒効果があることが挙げられていました。
簡単に研究結果をまとめると、ニコチンを投与したマウスにTHCVを与えたところ、ニコチンの中毒性・誘発性を減衰させたというのです。大麻のイメージとされているゲートウェイドラッグとは真反対の研究結果ですね。
もし、そろそろタバコを辞めたいと考えている人や、今まで何度も禁煙に失敗してきた人は、THCVを摂取することが禁煙のサポートにつながるかも知れません。こちらも、海外の動向に注目です。
3-5. まだまだある!THCVがもたらす様々な効果
いくつかTHCVの効果についてお話ししてきましたが、多くの研究で確認されているTHCVの効果を下記にまとめます。
- 血糖調節
- 筋肉管理と神経保護
- 骨の保護と成長
- 抗炎症作用
他にも、ある臨床試験で、62人にCBDとTHCVを特定の配合で摂取してもらったところ、ブドウ糖値の低下、血圧の低下、空腹時インスリン値の低下、炎症の軽減など、様々な分野でTHCVの効果が認められたそうです。
また、THCVの摂取によりてんかんの発作活動を停止させたという実例もあり、さらには、不安発作やPTSDなどのパニック障害、パーキンソン病の治療にも有効だと言われています。
4. THCVの安全性
THCVは、イギリス、アメリカなどの海外企業の取扱実績から、高い安全性と信頼性が確認されています。
英国の製薬会社であるGW Pharmacyが実施した臨床試験では、毒性はなく、安全性に異常は見られないという結果となりました。
また、年間推定売上$7.09Millionの米国企業であるJoy organicがTHCVを含むグミを販売しましたが、健康被害は報告されていません。依存性に関しても、THCVにはTHCで見られるような性質はないものと考えられています。
これらの事例からは、THCVの安全性は確かなものであると考えられます。
出典:CB1アンタゴニストが幅広い依存性薬物に有効といわれる根拠①
出典:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4772823/
5. tokyo mooon CBD商品のご紹介
アメリカはオレゴンと日本の東京に拠点を構えるtokyo mooonでは、大麻が一般的な植物と同等に扱われる「大麻のノーマライゼーション」と「大麻による人類のウェルビーイングの向上」を目指しています。
・CBDべイプ
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カンナビノイドなどの麻由来原料の卸として、原料の品質にこだわっています。
また、ものづくりにもこだわっており、海外の研究事例を参考に味や体感などの嗜好性を探究しています。是非この機会にお買い求め下さい!
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⑥市場理解と商品企画の支援
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