このサイトでは、お使いのブラウザの対応に制限があります。Edge、Chrome、Safari、Firefoxへの切り替えをお勧めします。

ご注文商品は通常3営業日以内に発送致します。小売商品は8千円、会員サイトの卸売商品は5万円以上の購入で送料無料です。

CBT(カンナビトリオール)とは何か?CBDとの違いは?

次世代のカンナビノイドとして噂されるCBT(カンナビトリオール)。

まだ、その認知度は低いですが、結晶化を防ぐ効果があり、CBDとの組み合わせでアントラージュ効果を発揮することから、高濃度ベイプとの相性が良いCBT。

今回は、そんな可能性を秘めたCBTについてご紹介していきたいと思います。

また、CBD原料に関する詳しい情報をお探しの方は下記よりご覧ください。

参考: CBD(カンナビノイド)・テルペンの原料卸販売

1. CBT(カンナビトリオール)とは

2. CBTの効果・機能性

3. CBTの作用機序

4. CBTの化学構造

5. CBTとCBDの違い

6. CBTの安全性と副作用

7. CBTの希少性

8. CBTの可能性

9. CBTは違法か?

10. CBTは薬物検査に引っかかるか?

11. CBTを含む商品事例

12. CBD製品を楽しみたい方へ

13. OFFの原料は、健康志向の人におすすめなオーガニック仕様

 

1. CBT(カンナビトリオール)とは

CBTとは、カンナビトリオール(Cannabitriol)と呼ばれ、大麻に含まれる天然のレアカンナビノイドの一種です。大麻中に含まれる濃度は非常に薄く、抽出するのが困難な物質とされています。

分子構造はTHCに似ていますが、その効果はCBDに近いとされています。

CBTは1966年に日本人研究者(北海道大学の小幡、石川)により初めて発見され、それ以降も研究が進められています。

現在までに9種類のCBTが発見されていますが、そのうちの1つCBT-C(カンナビシトラン)は、大麻以外でも発見された唯一のカンナビノイドということで大きな注目を集めています。

CBT-Cは、中国伝統医学(TCM=いわゆる漢方薬)に用いられるシャクナゲの一種からも分離できることがわかっており、この事実は、カンナビノイドが他の植物にも存在することを示しています。また、CBT-Cは、CBDの前駆体であるCBDA(カンナビジオール酸)から生成されています。

 

2. CBTの効果・機能性

CBTの効果は、明確には確定していませんが、CBDと類似しており、以下で示したような効果が報告されています。

  • リラックス効果
  • 鎮痛作用
  • 緑内障に有効な可能性
  • 乳がんに有効な可能性

 

2-1. 緑内障に有効な可能性

大麻研究で有名なMahmoud Elsohlyが実施した研究では、ウサギの眼圧(IOP)を低下させる効果があることがわかりました。

緑内障は眼圧が高まることで、視神経が傷つき、視野(見える範囲)が狭くなったり、部分的に見えなくなったりする病気のことです。

ウサギの眼圧が低下したという研究結果から、CBTは緑内障の抑制に効果が期待できると考えられています。

【出典】https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.3109/02713688409000797

 

2-2. 乳がんに有効な可能性

2021年の研究で、乳がん治療の新たな選択肢になる可能性があると結論付けています。

研究チームはCBTが「現在の乳がん治療に使用されている抗エストロゲン剤であるタモキシフェンよりも強力な阻害効果を持ち、乳がん治療の新たな選択肢になる可能性がある」と述べています。

乳がんは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンがエストロゲン受容体に結合し、がん細胞が増殖することで発症します。

研究では、CBTにはエストロゲン受容体阻害性があることが明らかにされました。

【出典】https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33563181/


3. CBTの作用機序

CBTの作用機序を示した研究等は、現在見つかっておりません。

しかし、鎮痛効果やリラックス効果といったCBDと類似の効果が報告されているため、その作用機序はCBDと同様のものであると考えられます。

CBDは、カンナビノイド受容体であるCB2に結合することで、その作用をもたらします。

CB2は脳などの中枢神経で多く発現することから、強く精神に影響を与えます。

CBTも同様に、CB2に働きかけていると考えることができます。

 

4. CBTの化学構造

CBTの化学式はC22H34O2、モル質量は330.512g/molです。

CBTは、実際の効果に関してはCBDと類似していますが、構造的にはTHC(テトラヒドロカンナビノール)に近いという特性を持っています。

 

5. CBTとCBDの違い

CBTとCBDの主要な違いは、化学構造、結晶化のしやすさにあります。

CBDは大麻草から抽出可能な天然のカンナビノイド、CBTは化学合成して作られる合成のカンナビノイド、という点が大きな違いです。

共通点としては、鎮痛効果やリラックス効果といった機能性があります。THCのような独特の活性物質は含んでおらず、むしろTHCの作用を防ぐ可能性があるといわれています。

一方、違いとしてはCBDは結晶化するという特性を持っていますが、CBTはそうではありません。

高濃度のリキッドベイプを製造する際に、この特性の違いを理解しておくことは、重要であると言えます。

CBTは大麻に自然に含まれているため、本来は合成カンナビノイドではありませんが、とれる品種が限られていることや、大麻中のCBTの濃度が非常に低いことから、CBDやCBGなどの別のカンナビノイドから変換されて生成される場合もあります。

 

6. CBTの安全性と副作用

CBTは、まだ新しいカンナビノイドであるため、その安全性を証明するような研究等は見つかっておりません。

ただ、CBDと同様に精神活性作用がないことから、その安全性は高いものと考えられます。

 

7. CBTの希少性

大麻中にわずかな量しか含まれていないCBTを、水素化して化学合成を行っているため、その希少性は高いと言えます。

 

8. CBTの可能性

CBTは、医薬品の市場を開拓できる可能性があります。

年間6万人以上が診断されている乳がんに対して有効性を示している点が大きいな成果と言えるでしょう。

乳がんへの代表的な既存薬であるタモキシフェンは、長期にわたる治療には重大な副作用が伴うため、そのようなデメリットのない代替薬の開発が急務となっています。

また、2011年の研究では、中国のツツジからCBT-Cと同じ化合物が分離されたことが確認されています。ツツジは、伝統的な中国医学で呼吸器疾患(喘息や気管支炎)、関節痛、鼻詰まりの治療、心臓疾患など様々な疾患の予防と治療に用いられてきました。

CBTの一種であるCBT-Cは、上記のツツジの治療能力を支えていると考えられます。

このように様々な疾患に対して有効に作用する可能性のあるCBT-Cは、今後の医薬品マーケットを創出するポテンシャルを秘められていると言えるでしょう。

 

9. CBTは違法か?

2023年10月現在、違法ではなく、日本においては合法で利用することができます。

精神活性作用はなく、むしろTHCの働きを抑えることから、規制のリスクは低いと言えるでしょう。

 

10. CBTは薬物検査に引っかかるか?

CBTに関する薬物検査の情報は、現在見つかっておりません。

接種した際の機能性に関しては、CBDに近いですが、その化学構造はTHCに近いため、THCの薬物検査に引っかかる可能性は考慮しておく必要があるでしょう。

 

11. CBTの商品事例

CBTは、国内外で原料販売がされて始めているものの、CBD原料ほどの流通量ではありません。

カンナビノイドの世界有数のサプライヤーの一つである、GVBバイオファーマでは、これから販売が開始されるようです。

https://www.gvbbiopharma.com/product/cbt-isolate/ より引用

 

 

12. OFFの原料は高品質・低価格

このように様々な可能性を持ちながら、まだ国内市場ではあまり見かけないCBT。

基本的に、日本では高濃度ベイプの希釈剤、アントラージュ効果を生み出す原料、として利用されることが多いです。

OFF原料では、業界でも屈指の高品質と低価格なテルペンやCBC、などでそのようなニーズにお答えすることができます。

是非一度、弊社原料をご検討ください。

 

 テルペン原料をみる

 CBC原料をみる

  

13.OFFの原料は、健康志向の人におすすめなオーガニック仕様

OFF株式会社は、CBD製品のOEM製造の受託や原料販売を行っている会社です。弊社で取り扱っている原料には、以下三つの特徴があります。

 

①合法性と安全性
②製造工程における各種認証
③信用・実績のあるサプライヤー

 

①合法性と安全性

・厚生労働省や食品検疫所の正規の手続きを経て輸入済み
・ベイプやコスメに加え、食品としての使用(ティンクチャーやグミ等)も可能
・テスト結果(CoA)等も含め、透明性を持った情報提供
・「ISO17025」(権威ある第三者認定機関が認定する規格)を取得している3rd Party Labを厳選し検査

 

②製造工程における各種認証

・USDAオーガニック(無農薬栽培を示すアメリカ農務省による認証)
・NON GMO(遺伝子組み替えを行った作物を不使用)
・GMP(医薬品の製造と品質管理に関する基準を示すFDAによる認証)
・GRAS(一般に安全とみなされる食品に関するFDAの認証)

 

③信用・実績のあるサプライヤー

・米国のオレゴン州・コロラド州に拠点を置くサプライヤーから原料を輸入
・FDAから委託を受けた大学との共同研究実績や、米国でも非常に有名な大手ブランドとの取引実績あり

CBD製品のOEM製造や原料に興味がある方は、お気軽にご相談ください。

 お問い合わせ

 

問い合わせ


以下のフォームより、原料に関するご質問やOEMのご依頼などお気軽にお問合せください。

高品質で透明性のあるCBD原料の卸販売

ご購入はこちら