1. CBDとは?簡潔に言うと? CBDとは、麻から抽出される成分で、カンナビジオールと学術的には呼ばれています。麻と聞くと、ドラッグ?危険?合法なの?と思われるかもしれませんが、CBDは合法で、安全な、近年諸外国で注目されている健康成分の一つです。 CBDが含まれた商品は色々な種類があります。 ティンクチャーと呼ばれる口から摂取する食用オイルタイプだったり、いわゆるサプリによく見られる錠剤タイプ、それだけでなく、肺から摂取するタイプのベイプタイプ、グミ、ブラウニー、肌に塗る化粧品タイプまであります。 CBDの盛り上がりはその市場規模の大きさや成長スピードにも現れています。アメリカのCBD市場は前年2018年比562%増の4500億円程の市場規模(2019年)までに至ります。2025年までにアメリカのCBD市場は3兆円規模に達すると予測されています。 とにかく大注目のCBDですが、CBDの基礎知識として以下について覚えておくと良いでしょう。 CBDは麻(大麻)から抽出される成分、正式にはカンナビジオールと呼ばれる 大麻草とヘンプに含まれる活性化合物を「カンナビノイド」と言い、CBDはその「カンナビノイド」の一種 人間の身体には、カンナビノイドを利用する臓器や器官があり、そのような体内のシステムをエンド・カンナビノイド・システム(ECS)と言う 2. CBDが抽出できる麻とは? 麻には様々な呼称があります。麻、大麻、ヘンプ、マリファナ、ウィードなどなど。 これらは、どれも大雑把にいうと、カンナビス・サティバというアサ科アサ属の植物のことを指します。どれも同じ植物について指しますが、人類は麻の用途によって、品種改良を繰り返してきました。その結果、現在では、大きく2種類の麻が存在するのです。 1つは、大麻草。こちらはマリファナやウィードなどとも呼ばれます。もう1つは、ヘンプ。こちらは大麻草が、医療用途なのに対し、産業用途で育てられています。 ヘンプは驚くほど、用途の広い植物です。 ヘンプクリート(建築物の断熱材) プラスティック 衣料 超伝導体としてエネルギーを貯蔵 バイオ燃料 食物 CBDは、大麻草、ヘンプ、どちらからも抽出できます。 CBDはこれらの植物の表皮を覆う微細な毛から抽出します。この毛のことをトリコーム(樹脂)と呼びます。 3. インディカ種、サティバ種とは? 植物としての麻の学術名は、先程も出てきたようにカンナビス・サティバ・アサ科アサ属と言います。ここに出てくるサティバですが、CBDの商品購入時に時折目にします。なので、少し詳しく説明しようと思います。 サティバとは、麻の品種の一つで、他によく出てくるのがインディカという品種です。 サティバ種とインディカ種には次のイラストのような違いがあります。 昨今では、サティバ、インディカという分類が無意味になってきています。市販の製品で使用されている麻はインディカとサティバが交配されたハイブリッド種のことが多いです。...
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